メニューの数と階層
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そこで、ページを分類する時のメニューの数と階層について考えてみたいと思います。
ページを分類する時、1ページのメニュー数を多くして階層を浅くする場合と、1ページのメニュー数を少なくして階層を深くする場合では、どちらが訪問者にとって良いのでしょうか?
ところで、認知心理学において、人間が短期記憶出来る情報の数は「7±2」個であると言われています。
これは「マジックナンバー7±2」と呼ばれています。
このマジックナンバー7±2はメニューの数においても関係がありそうですが、それは必ずしも成り立たないという実験結果があるようです。
「Webデザイン:使いやすいメニューの作り方と魔法の数」こちらのサイトにそれに関する論文について書かれています。
それによると、ページの数が多い場合には「狭く深く」よりも「広く浅く」の方が有効であるということです。
とは言っても、個人差などもある為に必ずしもメニューの数と階層の構造だけで使いやすさが決定するとも限らないようです。
大切なのは、リンク先の情報をどれだけ分かりやすく伝えるかということです。
1ページに表示するメニューの数が多くても、その中で上手く分類していれば目的のページが探しやすく、さらには階層も浅くて済みます。
ここで私は見出しを上手く使ってメニューを分類するのが良い方法ではないかと考えています。
当サイトのトップページでは、いくつかの見出しを作ってその中にメニューを配置しています。
見出しの部分をリンクにして次の階層にメニューを表示する場合と比べると、こちらの方が目的のページを探しやすく、クリック数も少なくて済むのではないでしょうか?
更にこれにおいて、例のマジックナンバー7±2を導入してみるのも良い手だと思います。
ページ全体のメニューの数は多いけれど、見出しごとのメニューの数を7±2程度に納める事によって、短期記憶効果があるのではないかと考えます。
さらに、見出し自体も7±2程度にしておけば、全体的にどのようなコンテンツがあったかを把握出来るのではないでしょうか?
これは私自身の勝手な解釈なので間違っているかもしれませんが、見出しを上手く使うというのは有効な方法だと思います。
こんな事を考えつつメニューと階層を色々工夫してみると、ユーザビリティの向上に繋がるかもしれません。
関連サイト
- Webデザイン:使いやすいメニューの作り方と魔法の数(Passion For The Future)
- 論文を元にページ数と階層についての意見を書かれています。
- 階層メニュー選択時における認知負荷の瞬目による分析(※PDFファイル)
- 瞬目率の点から見たページ数と階層についての松尾氏の論文です。